子ども箏曲演奏会に向けて、先輩たちも交えた合奏のお稽古を行いました。

一人で弾くお稽古と違い、合奏では自分の音だけでなく、周りの音を聴きながら演奏することが求められます。自分のことで精一杯だった子も、少しずつ周りを見る余裕が生まれ、音を合わせようとする姿が見られるようになってきました。
今年初めて演奏会に挑戦する子どもたちは、最初は楽譜を追うだけでも大変でした。
「できない」 「難しい」 「間に合わないかもしれない」
そんな言葉もたくさん聞かれました。
それでも、お稽古を重ねるたびに少しずつ音がつながり、曲らしくなり、そして仲間と一緒に演奏する楽しさを感じられるようになってきています。
一方で、先輩たちの成長にも驚かされました。

昨年、一昨年はお箏だけだった子どもたちも、今年は十七絃やお三絃にも挑戦しています。
自分が教わる側だった子どもたちも、今では自然と後輩たちを気遣い、声をかけ、演奏でも支える存在になっています。
楽譜だけでは学べないことがあります。
仲間と呼吸を合わせること。 誰かを支えること。 自分の役割を果たすこと。 そして、自分より後から始めた子の成長を喜べること。
そんな姿を見ていると、子ども箏曲演奏会は単なる発表会ではなく、子どもたちの成長の舞台なのだと改めて感じます。
保護者の皆様には、ぜひ当日の演奏だけでなく、ここまで積み重ねてきた努力や挑戦にも目を向けていただければと思います。
昨年はできなかったことができるようになった子。 最初は不安そうだったのに堂々と演奏できるようになった子。 後輩を支える立場へ成長した子。
それぞれの子どもたちが、自分なりの一歩を確かに積み重ねています。
演奏会当日は、ぜひ音だけでなく、その成長の物語も感じていただけたら嬉しいです。

