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好きなことをさせてもらえる幸せ

学び

子どもの「好きなことをさせてもらえる幸せ」

〜子どもにも大人にも、かけがえのない時間〜


子どもにとって「自分の好きなことができる環境」は、自己肯定感や非認知能力を育てる土台となります。

🔹自己決定理論(Self-Determination Theory)から見た意義

心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した「自己決定理論」では、人が健全に成長するためには、以下の3つの欲求が満たされることが重要だとされています。

1. 自律性(自分で選ぶこと)


2. 有能感(できるという実感)


3. 関係性(他者とつながっている感覚)



子どもが自分の「好き」を大切にされることは、この中でも自律性を大きく支えます。誰かに「これをやりなさい」と言われるのではなく、「やってみたい」と感じたことを自由に選び、挑戦できる環境が、子どもの意欲と持続力を育むのです。

🔹「遊び」が子どもを育てる

OECD(経済協力開発機構)の報告書「The Future of Education and Skills 2030」においても、「子どもが自分の興味・関心に基づいて活動することの重要性」が繰り返し強調されています。

遊びや夢中になれる活動を通じて、子どもは以下のような非認知能力を自然に育てています。

  • 計画性
  • 粘り強さ
  • 感情コントロール
  • チームワーク
  • 創造性

つまり、「好きなことをさせてもらえる環境」は、将来の学力や仕事力にまでつながる重要な土壌なのです。

好きなことに夢中な子どもに「協力できる幸せ」



🔸親としての自己実現

子どもが何かに夢中になる姿をそばで見られること。
そして、そのために親が支えたり応援できることは、親自身の幸福感や自己効力感を高めるといわれています。

米国ハーバード大学の「ハーバード成人発達研究(75年にわたる追跡調査)」でも、人生における最大の幸福の源泉は“人との良好な関係”であると結論づけられています。
その中でも親子関係の質は特に深い影響力を持つとされ、子どもと何かを共に楽しんだり応援したりすることが、親の心の健康を支える大きな要素となります。

🔸「伴走者」としての喜び

教育評論家・齋藤孝氏は、「子育ては“伴走”であり、親が“先回り”したり“指導”するのではなく、“一緒に走る”ことが鍵だ」と語っています。
夢中になっている子どもの世界を尊重し、応援する伴走者でいることで、子どもはより一層のびのびと力を発揮し、親自身も豊かな感動を得ることができます。

ときに時間も手間もかかるかもしれません。
でもそのひと手間が、親子の信頼や絆を深め、「一緒に過ごしたかけがえのない時間」になるのです。

まとめ

「好き」は、いちばん自然な学びのエンジン

子どもが好きなことに夢中になれる時間は、「遊び」のように見えて、実は人生の礎になっています。
それを応援できる親の立場は、ほんの短い一時かもしれませんが、それは子育てにおける最高の贈り物になるのかもしれません。

「好きなことができる幸せ」
そして「それを一緒に喜べる幸せ」
どちらも、何ものにも代えがたい価値のあるものです。

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