郡山市内の小中学校における箏のメンテナンスへの取り組み
令和6年10月から令和7年2月にかけて、福島県特別非常勤講師として、郡山市内の小中学校で箏の体験授業を実施しました。授業を通じて、多くの子どもたちが初めて箏の音に触れ、興味を持つ姿を見ることができました。
🔵実施者 箏・三絃 佳寿美会 会主 渡部佳奈子 🔵実施期間 2024年10月8日~2025年2月21日 🔵実施校・人数 実施校 合計 19 校 ー小学校 12 校 ー中学校 7 校 児童・生徒人数 合計 1698 人 ー質問数 358 人

しかし、その一方で、学校に備えられた箏の多くが適切にメンテナンスされておらず、演奏に支障をきたしていることが次第に明らかになりました。
このままでは、せっかくの貴重な楽器が適切に活用されず、子どもたちが本来味わえるはずの音楽の魅力を十分に体験できないのではないか――そんな危機感が募りました。
福島県教育事務所と郡山市教育委員会に提案
この課題を解決するため、福島県教育事務所と郡山市教育委員会に提案の機会をいただきました。そして、令和7年3月7日、郡山市内の中学校にて箏のメンテナンスについて協議を実施しました。議論では、各学校の箏の状態を把握することの重要性、今後のメンテナンス計画の必要性、さらに持続可能な楽器管理の仕組みをどのように構築するかについて話し合いました。
実施報告書と協議内容の議事録を提出
その結果、今後の具体的なメンテナンスの方向性を共有することができました。
この取り組みを通じて、学校での箏の授業環境がより良いものになり、子どもたちが和楽器の魅力を存分に感じられる機会が増えることを願っています。
今後も教育関係者の皆様と協力しながら、持続可能なメンテナンス体制の構築に向けて取り組んでいきます。