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子どもの習い事は親の影響を強く受ける

お稽古

ある親子からのご相談です。

「Aさんは、最初子どもの願いを聞いて習い事をさせているようですが、いつも、親の方がお教室やコミュニティとのコミュニケーションがうまくいかずに習い事をやめさせてしまうんです。私も最初は子ども同士仲良く習い事をしているのが嬉しかったのですが、Aさんは子どもの居場所を次々と変えていきます。子どもの居場所を奪っていると感じてとても心配になります。

40代女性

実は、こうした事例は珍しくありません。実際、習い事を始めるきっかけは子どもの興味や希望であっても、継続できるかどうかは親の影響を大きく受けます。

よくある事例として、以下のようなケースがあります。

1. 親の対人関係の問題

教室の先生や他の保護者との相性が悪く、親自身が居心地の悪さを感じてしまう。

自分が孤立していると感じ、「子どもがかわいそう」と思い込んで辞めさせる。



2. 期待と現実のギャップ

親が「うちの子はすぐに上達するはず」と思っていたが、実際には伸び悩んでいる。

先生の指導方針が親の考えと合わず、「ここではダメだ」と判断する。



3. 習い事コミュニティとのトラブル

例えば、発表会や大会の運営方法、費用負担、係の当番などに不満を持つ。

他の保護者との関係がうまくいかず、居づらくなって辞める。



4. 親自身の都合の変化

仕事や家庭の事情が変わり、送迎が難しくなったり金銭的負担が気になったりする。

しかし、子どもに「送迎が大変だから」「お金がかかるから」とは言わず、別の理由をつけて辞めさせる。



5. 次々と習い事を変える「渡り歩き型」

親が「もっといい教室があるかもしれない」と考え、頻繁に習い事を変えてしまう。

結果として、子どもは「どこにも定着できない」「居場所がない」と感じてしまう。




子どもへの影響

このような状況が続くと、子どもは「自分のせいで辞めることになったのでは?」と感じたり、「どうせまたすぐ辞めるんだろう」と習い事に対して消極的になったりすることがあります。最悪の場合、「自分の居場所はどこにもない」と思い込んでしまうこともあります。

解決策

親が教室やコミュニティに馴染めない場合でも、「子どもの学びの場としてどうすれば最適か?」を第一に考えることが重要です。

親自身の問題と子どもの学びを切り離して考える。

子どもが本当に楽しんでいるなら、親の感情を理由に辞めさせない。

どうしても問題がある場合は、子どもとしっかり話し合い、納得できる形で環境を変える。


こうした視点があれば、子どもの大切な「居場所」を守ることができます。

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