お稽古事は常に言い訳との闘い
お稽古を続けていると、ふとこんな言葉が心に浮かぶことがあります。
- 「今日は疲れているから、明日でいいかな」
- 「宿題が多いから、今日は無理」
- 「時間がないから、また今度」
- 「部屋が狭いし、今日は良いか」
実は、これは子どもの話ではありません。
何を隠そう、私自身も、毎日毎分、言い訳との戦いです。
「今日は忙しいから後回しにしよう」
「明日の方が集中できそう」
大人になっても、この声は消えません。
だからこそ、私は
言い訳が出てくること自体は、悪いことではない
と思っています。
大切なのは、
その言い訳に気づいた時、どう行動するか
です。
始めることは、誰にでもできる。
でも、続けることは難しい。
さまざまな分野の研究や統計を見ると、
始める人:100人
続ける人:1〜3人
と言われています。
始めることは簡単。
続けることは、とても難しい。
だからこそ、
続けているだけで、すでに価値がある。
そして、
続けられている子には、必ず理由があります。
上達する子は、「やる気」が強いわけではありません
長くお稽古を続け、着実に伸びていく子どもたちを見ていると、
ある共通点があります。
それは、
- 完璧を目指さない
- 気分が乗らなくても、とりあえず触る
- できない日があっても、翌日またやる
という 考え方の習慣 です。
つまり、
やる気があるからひくのではなく、
ひくからやる気が生まれる
この順番で行動しています。
これは脳科学や行動心理学の分野でも、
行動が感情や意欲をつくることが明らかになっています。
佳寿美会が大切にしている「1日1分」
佳寿美会では、
1日1分のお稽古を大切にしています。
「たった1分?」と思われるかもしれません。
けれど、この 1分こそが、継続の土台 になります。
人は、「続ける」ことを目標にした場合、大きな目標ほど続きません。
でも、小さな行動なら習慣化しやすい。
1日1分 × 365日 = 約6時間
5年で約30時間。
この差は、確実に
音・指・集中力・自信・自己管理力の差となって現れます。
「言い訳をする暇があったら、まず動く」
お稽古を続けていると、必ず言い訳が出てきます。
- 時間がない
- 疲れている
- 場所がない
これは、とても自然な反応です。
だから私は、子どもたちにこう伝えています。
言い訳が出てきたら、
それに気づけた自分をまず褒めて、
1分だけ動いてみよう。
1分だけ楽器に触る。
1音だけ鳴らす。
姿勢を正す。
それだけで十分です。
この 「1分の行動」 が、
やがて 「自分を律する力」 へと変わっていきます。
この考え方は、人生の礎になる
佳寿美会で育てたいのは、
「箏が上手な子」だけではありません。
- 続ける力
- 感情に振り回されず行動する力
- 言い訳に流されず、自分で選ぶ力
これらは、
勉強にも、仕事にも、人間関係にも、
一生使える力です。
お稽古を通して身についた考え方は、
やがて子どもたちの 血肉となり、
自分の人生を羽ばたくための礎 になります。
最後に
私自身、
毎日(毎分といっても過言ではない)「言い訳する自分」と向き合っています。
だからこそ、
子どもたちの気持ちがよくわかります。
完璧じゃなくていい。
続かない日があってもいい。
でも、やめないこと。
1分でいいから、
今日も楽器に触れてみる。
その積み重ねが、
気づいた時、大きな力になっています。
さぁ、また今週も「毎日1分だけお稽古してきました!!先生見てください!!」の勢いでお稽古に来てくださいね(^^)/
お待ちしていますよ。

